’99.8 ワンダーフェスティバル


 (SAL秘密計画発動)

 ’98年にドーラーとしてデビューし、イベントにも3回程出ました。
 そこでの目的は、とにかく着ぐるみを体験してみたい、イベントに出たいという一心で、いわゆる「参加することに意義がある」でした。
 そのため、直近のイベント合わせようと、初めての面制作にもかかわらず、非常に短い時間で自作をしたわけですから、その出来は惨憺たるものでした。
 で、コミックマーケット55が終わって間もない正月に、
   「よしとりあえず、参加すればいいという時期は過ぎた。今年はもっとちゃんとした着ぐるみをやってみよう」
と考えたのでした。
 そこで立案したものをSAL計画と称して着ぐるみアスカ向上プロジェクトを発動させたのでありました。
 (SAL:LはRとの説もあるが、惣流・アスカ・ラングレーの頭文字を取って、エスエーエルと読む。サルと読んではいけない)。

 SAL秘密計画概要
 より優れたアスカ着ぐるみを実現するために、
   ・昨年の後楽園ハロウィンで登場した初回アスカ面より2段方良い面を作ること
   ・PS(プラグスーツ)を改造し、より女性らしい体型に近ずけること
   ・演出小物としてみやむー猿を用意すること(この辺の秘密漏洩を恐れてサルと呼ばれてはならなかった)
   ・体型向上、着ぐるみ時の操演動作を上げるためトレーニングをすること
 以上を夏のイベントに照準を合わせ、かつ発表時にインパクトを与えるため、内容を極秘で進める。
 
 当初は1月着手、6月に計画を終了させる予定でいましたけど、予想以上に難航。
 この間、2月のワンダーフェスティバル、4月の後楽園コスプレフェスタ、7月のジャフコンと、
着ぐるみの仲間が楽しんでいるのを横目に見つつ、じっと我慢の制作の日々。
 結局、計画は遅れに遅れて、夏のワンダーフェスティバル直前(8月上旬)にやっとこさ完了とギリギリセーフでした。

・新アスカ面制作
 思うような顔が出来ず、2個失敗面を作る。
 6ヶ月かかって最終的に出来たものが、下の写真のもの。
 しかし、狙った形状が裏目に出てしまった部分もあり、若干悔いが残る。
・PS改造
 PSは、形状がイマイチだったので、肩パッドを作り直し、胸、お尻を豊かに、ウエストを絞り、足も細くした。
 パーツも作り直した、形状は予定通りの物に仕上がる。これ以上は全部作り直しになるものね・・・
・みやむー猿
 PS改造後、手縫いで3日程で仕上げる。背中にはファスナーが付いており、サイフ、チェンジ等を収納できる。
 演出小物としてだけではなく、イベントではカバン代わりともなり、実用性も高い優れ物となってくれた。
・操演動作
 4月からの連日の走り込みでウエストを7cm絞り込む。
 NHK教育テレビの歌っておどろんを見てパフォーマンスを研究。うむう完璧だ。

 かくして完成した新しいアスカ着ぐるみを持って、’99年夏のワンフェスに参加することになりました。
 しかし、肝心のワンフェスはどうだったかというと・・・・
 参加してから一年近く経ってから書いてるので、メチャクチャに暑く、かつ日差しがまぶしかったことくらいしか、今となっては思い出せません(^^;)
 後は小西忍さんの水着アスカとダブルで着ぐるみアスカ写真を撮れたことくらいだったでしょうか。
 それと確か、写真はたくさん撮られた思うのですよね。けど全然いただけていなくて、私自身は手持ちが全然ありません。
 切実にあのときの写真が欲しいです。一生懸命頑張ったんですから、SAL計画と称して必死にね。(^^;)
 写真上げてもいいよという方がいらっしゃいましたら、是非ください(^^;)


(こちらは小西さんからいただいたワンフェス時の写真。ダブル着ぐるみアスカ+みやむー猿)